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2012年10月1日

2012年10月1日 代表者コラム:ツバルの森が個人投資家向けイベントを行う理由


弊社・ツバルの森では、
この4年間で、東京・大阪や様々な地域で、
個人投資家向けイベントを開催し、
のべ120社のご出展、5500人以上の個人投資家の皆様にご来場いただく、
という形になりました。

環境やCSRを行っている、ツバルの森が、
「どうして個人投資家向けイベントを行っているのか」
と聞かれることがあります。

弊社のビジネスの基本概念は、「社会的課題を解決する」です。
当初は、環境分野から始まり、様々な分野でいろいろな取り組みを行っています。

そのような「社会的課題」の一つに、
「増え続ける日本国の借金」という社会的課題が存在します。


■増え続ける、日本国の借金

日本国の毎年の収支を見ると、
約90兆円の支出を行い、
税収入としては約40兆円、
足りない分、約40兆円は国債発行で補う。
という構造です。

一方、今までの日本国の国債発行は約900兆円。
上収支で足りない分が、これに加算してくるようになります。
今から約30年前の1983年では100兆円。
30年間で、約800兆円もの借金が増えてきたわけです。
※上数値は、おおよその数値です。

wikipediaにある図を引用すると、以下のような感じです。



■少ない、未来への投資

また、約1500兆円あると言われている、
日本の個人金融資産の分配状況を見ると、
大半が「現金・預金」という形で保有し、
国にとって次の税収入のタネとなる、「株式」へ分配が約7%と、極めて少ない状況です。

参考に、米国は、全体約50兆ドルの個人金融資産があり、
「株式」には約16兆ドル(30%)が分配されています


■馴染みにくい「株式」
この背景には、
・「株式」投資は自分は関係のないもの
・「株式」投資は危険・怖いもの
・「株式」は難しくて、よくわからない
・「株式」投資先の企業を何を基準に選べばよいのかがわからない
といった、日本人全体の金融リテラシーの不足があると考えられます。

フィナンシャル・プランナー、いわゆる「FP」という資格があり、
そういう受験する際に、生きていく上で必要なお金の知識を学ぶことができますが、
普通の人は、生まれ・育ち、大学から社会人となり、キャリアを積み、定年・リタイアするまで、
自ら学ぼうとしない限り、そのような知識に触れることはほとんど無く、
もっぱら「預金」や「保険」がメインになっているのではないかと考えられます。


■内在している企業の魅力

「株式」投資は、主に上場企業への投資となり、
従来は、「成長します」という話がメインで、
それらの魅力度を基準に、投資の検討を投資家が行っていました。

これ以外にも、
ESG(環境、社会性、ガバナンス)やCSR的要素など、
実は、様々な魅力を企業は内部に持っているものの、
そのような点が、世の中に知られておらず、潜在していることが多く見られます。


■イベントという形態で、企業の魅力を体感・共感できる場を実現

上述のような企業魅力の内容を、知っていただくことは、
その企業のファン(株主)となり、
金融資産の「株式」への誘導につながるのではないかと考えます。

そのためには、
企業と個人投資家のコミュニケーションの場というイベントの形態により、
企業の魅力を体感・共感し、深く知っていただくことで、
「国民の金融資産の再分配への誘導」を目指していることと言えます。

もちろん、
このようなイベントを行ったからと言って、
抜本的に解決できるわけではなく、影響は微々たるものですが、
何かしらのムーブメントが起こせればと考えています。


三嶋浩太